あず(3)
2012-08-05


 旭川は、お祭りシーズンで、この界隈もとってもにぎやかだ。

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 やっと、表の通りでのカラオケが終わって、平和が訪れたと思ったら、お神輿がどっと繰り出してきた。

 来年こそは、このお祭りを余裕を持って見物できるようになっていたいものだな。

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 前にも書いた、くろねこのあずは、今は元の里親さんの所に返されてしまっている。元妻が里親さんに、事実ではない理由を並べて引き取ってもらったらしいのだ。

 こちらから里親さんに年賀状を出したのがきっかけで、里親さんからの連絡があり、その事実を知った。

 こちらにつれてくる、交渉をしていたが、今日、「やはり渡せない」とのメールが里親さんから来た。

 こちらの状況を何度も説明したが、連れ戻したいというのは私の自己満足のためだという話だ。元妻の事実ではない理由を並べられて引き取ったいきさつに憤慨している事もあると思う。まったくなんてことをしてくれたんだ !

 あずは、とてもおいらになれていたのが運の尽き。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い式に出されちゃったんだろう。まさかそんな事をするとは思わなかった。

 つれてきたかったけど、あの、引越しのとき、積載量オーバー気味でびっちりの車じゃどこにもあずを載せられなかったし。何とかするべきだったけど、やっぱりどうにもならなかったな。後からあずのことは交渉すべきだったけど、元の家にいたほうが経済的にも安定するだろうなんて勝手に思い込んだのが間違いだった。

 里親さんは、横浜の人。東京にいたときだったなら、すぐにでも出向いていって交渉するところだが、旭川からではなかなか難しい。特に今の状況は、経済的にも、精神的にもかなりシビアなので。
 

 こちらで、生活の基盤を築くのは、悔しいがもう少し時間がかかりそう。本当に口惜しい。

 まったく泣きっ面に蜂とはよく言ったもので、駄目な時には、追い討ちをかけるようにしていろんな問題がやってくる。

 
 「ここは引いていただけないでしょうか。
あずきのことを大事と思うのであれば、お願いします。」
なんていわれてしまった。

 まるで犯罪者になった気分だ。

 仕方がない。この歳で出直しなんだから、いろんなことがあるさ。何が有っても、みんな想定内だったはずだ。何とかなるようにがんばろう。


 ただ、あずも2005年の暮れあたりに生まれたはずだから、もうそろそろ、7歳になる。早くしないと老齢猫になってしまう。あと10年くらい生きられるとして何年くらい一緒にいられるだろう?もちろん、返してもらえればだが。

 あずは猫が嫌いなので、「やはり猫のいない家庭で常に人が側にいる生活がベストではないかと考えます」なんて言って来た。ある程度、歳が行っていて気難しいあずを大事にしてくれる家庭がおいそれと有るとは到底思えないが。

 つれてきたはいいが、ちっともなつかないので、邪険に扱われたり、下手すりゃ、保健所に連れて行かれたり、世の中には心配な例は山ほどある。

 ただ、あずは殺処分の寸前に助け出された猫だから運は有るのかもしれない。縁が有れば戻ってくるともいえるんだが。それを信じるしかなさそうだ。


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